シューゲイザー、ネオアコ系POP、80年代洋楽を中心としたCDレビュー
【号外】エリザベス・フレイザーとジェフ・バックリィのデュエットソング(デモ音源)
■いつも素晴らしいエレクトロニカ作品などのご紹介を中心に、様々な話題を届けて下さるazzaroさん。ここ数日間、そのazzaroさんのブログ記事で、僕を含め読者の感動を集めたのが、Cocteau TwinsのElizabeth Fraserと故・Jeff Buckleyの悲恋の物語でした。記事を読む ⇒ Jeff & Riz (azzaroさんのブログ「unrelease」より)

■そんな矢先、偶然にもCocteau Twins公式サイトの1月26日発最新ニュースにて、両人のデュエットによる「All Flowers In Time (Turn Towards the Sun)」のデモ音源ファイルがUPされていたのです。1995年頃レコーディングされたものらしいとのことですが、これは大変貴重ですね!イントロ部分では何やら楽しげなリズの笑い声まで聞こえます。以下にリンクを張っておきますので、ご興味のある方はぜひチェックしてみてください。ということで、取り急ぎお知らせまで・・・。

■公式サイトのニュース記事はこちら ⇒ cocteau twins | news

■音源への直リンクはこちら ⇒ All Flowers In Time (Turn Towards the Sun) ※ダウンロード完了して曲が始まるまで数十秒かかることがあります。

■以上、special Thanks : azzaroさん!でした。

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Mineral / Jesse Harris (+その他購入音源)


■ジェシー・ハリスはノラ・ジョーンズの大ヒット・チューン「ドント・ノウ・ホワイ」を作詞・作曲(ギタリストとしてもレコーディングに参加)したNY出身ブルックリン在住のシンガー・ソングライター。本作は彼が自ら設立したレーベル「シークレット・サン・レコーディングス」から発表した第一弾アルバムだ。

■タイトルの「ミネラル」からもイメージされるとおり、本作はオーガニック&フォーキー、ジャジーでアーシー。優しい音のミネラルを慈しみながら味わえば、乾いた心もゆっくりと潤いを取り戻す。

■本日HMV渋谷店で行われたインストア・ライブは、ジェシーの温かい人柄が自然と伝わってくる素晴らしい内容でした。ギブソンの小ぶりなアコースティック・ギターを爪弾きながら、誠実にメロディーを紡ぐ繊細で力強い歌声は、目の前で聞くとよりいっそう胸に沁みわたります。ご参考までにセット・リストを。(1)Slow Down (2)No More (3)Corrina Corrina (4)Somewhere Down The Road (5)This Is Goodbye. 今回もCDにサインを貰いましたが、その時の屈託の無い笑顔もとても印象的でした。

■公式サイトで全曲試聴可能 ⇒ Jesse Harris

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その他、最近の購入音源をメモっておきます。

1. BLKTOP PROJECT / ray barbee, tommy guerrero 他
2. Silent Love / GOTA
3. Cardiffians / Devine & Statton
4. The Prince Of Wales / Devine & Statton
5. as found / fugu
6. Antonio Carlos Jobim / Antonio Carlos Jobim
7. Lilys / The Lilys
8. Whatever People Say I am, That's What I'm Not / Arctic Monkeys
9. Rotten Love / Levy
10. Nothing's Lost / Styrofoam
11. A Heart Without A Mind EP / Styrofoam
12. I'm What's There To Show That Something's Missing / Styrofoam
13. Shaun Harris / Shaun Harris
14. I Love 1984 / Geyster
15. Keep Breathing / The Durutti Column
16. Harmonograph / Boo Hewerdine

8,9はzumaさんお薦め、11〜12はazzaroさんのお薦めの作品。感謝です!じっくり聴いてレビューしたいと思います。

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s/t (Self-Titled) / Electric President


■色ガラスを丁寧に嵌め合わせて作り上げた音のステンドグラス。冬の午後の穏やかな光にカラフルに浮かび上がるのは、エレクトロニカをベースにしたバックトラックとアコースティックギター、そして囁くような男性ヴォーカルが紡ぐジェントルなメロディーだ。M7、M8のようなシューゲイザー寄りのアプローチも悪くない。きっとジャンルにこだわらず良質の音楽を大切に聞いているのだろうな。そんな事が静かに伝わって来る、ハートウォームな一枚です。

■Electric Presidentは、米フロリダ州在住、20代前半のBen CooperとAlex Kaneによるユニット。本作がデビュー・アルバムとなり、ムームやStyrofoam、Ulrich Schnauss、Komeitなど良質のエレクトロニカ系アーティストを擁するベルリンのレーベルMorr Musicからのリリースです。

■公式サイトはこちら。彼らによるいくつかの別プロジェクトの情報も合わせて ⇒ The Radical Face Tour

■レーベルサイトで全曲試聴可能 ⇒ morr music berlin

<試聴方法>
(1) TOPページ真ん中あたりの「ENTER」をクリックします。
(2) 次に表示されたページ左上にあるジャケ画像をクリック。
(3) ページ中央付近の「→ listen!」をクリック。トラックリストから聞きたいトラックをクリックすると曲がプレイされます。

■なお、上記(2)で表示されたページ右のメニューから、一番上にある「RELEASES」をクリックし、タイトル一覧より「mm030」を選択すると、このレーベルの所属アーティストによるSlowdiveのエレクトロニカ・トリビュート作品「Blue Skied An Clear」を全曲試聴できます。こちらも素晴らしいので是非!


Blue Skied An Clear : A Morr Music Compilation / Various Artists

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snow / The Trash Can Sinatras

※上記画像のEPは入手困難の様ですので、リンク先は同曲収録の別アルバムとなっています。


■東京でも雪が降った日の夜。僕は屋根裏部屋の小さな窓から、水銀灯に照らされていっそう白さを増した町並を眺めながら、この曲を繰り返し聴いていた。スノウ。タイトルがあまりにもそのまますぎて少し気恥ずかしい気もしたけれど、全ての音を吸い込んですっかり無口になった風景と、少しだけ話をしたくなって。そういえば1999年にリリースされたこのシングルを、雪の日に聴いたのは初めてだった。ふわふわと柔らかく揺れるギターと、ちょっぴり頼りないほどに優しい歌声の魔法で、降りしきる雪もいつしかあたたかくて白い羽毛に生まれ変わっていた。

■トラッシュ・キャン・シナトラズ。スコットランド出身のこのキャリアの長いグループを、サニーデイ・サービス時代の曽我部恵一が、共同プロデューサーとして好サポートしている。

■試聴サイトがどうしても見つからなかったので、ほんのさわりだけですがこちらで・・・ ⇒ snow [ 704kb / 44sec ]

■以前にも書いたことがあるけれど、僕はこの曲が大好きで色々なカヴァーを集めている。ランディー・ニューマンのペンによるこの曲が最初にレコーディングされたのは、1967年のこのアルバムではないだろうか。Harpers Bizarreによるソフトロックの名盤「Anything Goes」。ドリーミーなオーケストレーションの美しさ。


Anything Goes / Harpers Bizarre (試聴可能 >> 6曲目)


■そしてクロディーヌ・ロンジェ1968年の3rd、A&Mレコードの名作「恋は水色」。フランス語なまりの舌足らずな英語が甘く切ない。


Love Is Blue / Claudine Longet (試聴可能 >> 10曲目)


■こちらは1970に発表されたHarry Nilssonの「Nilsson Sings Newman」。CD化された際のボーナス・トラックとして収録。ニルソンの温かい歌声と、彼の敬愛するランディ・ニューマン本人のピアノ伴奏のみによるシンプルな構成で、飾りを捨てた曲の美しさがストレートに胸を打つ。


Nilsson Sings Newman / Harry Nilsson (試聴可能 >> 11曲目)


■時は変わって2002年、Space Kellyがドイツ語でこの曲をカヴァー。タイトルも「Schnee」となっています。試聴サイトが見つかりませんでしたが、2月20日発売予定のカヴァー・アルバム「My Favorite Songbook」に収録されます。


My Favorite Songbook / Space Kelly


■他にこの曲のカヴァーをご存知の方は是非お教え頂けると嬉しいです。

DSC01002.jpg

■冒頭の屋根裏部屋(メゾネット2F部分)から見た雪景色。北海道育ちの僕にとって雪はとても親しいものですが、その怖さも十分知っています。豪雪の被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。

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Amongst Strangers / Mr Cooper


■前回に引き続き、最新型インストゥルメンタル・ミュージックをご紹介。英ブライトン出身の22歳による1st。

■ずっしりとしたヒップホップ系ドラムループに、ピアノ、ギター、ホーンなどのミニマルなシーケンスをトッピング。ダークな色調のポスト・ヒップホップ。心地よい浮遊感。

■全12曲。タイトルも「One」「Two」・・・「Twelve」とあまりにも素っ気無いけれど、タイトルはリスナーのイマジネーションに任せたい、そんな作者の意図も感じます。

■レーベルサイトで「one」「three」「eight」の3曲試聴可能 ⇒ WIMM RECORDINGS

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Let The Airplanes Circle Overhead / Let The Airplanes Circle Overhead


■静寂と轟音がつづれおる音のタペストリー。冬の朝の肌を刺す冷気にも似た、凛としたギターインストです。モグワイなども引き合いに出されるノイズ系ポスト・ロックバンドのデビュー・アルバム。ディレイで散らしたキラキラしたクリーントーンと、ノイジーなフィードバックギターが織り成す濃淡が美しい。

■Let Airplanes Circle OverheadはUK発の3ピースバンド。メンバー全員が18歳というから驚きです。これぞまさしく原石の輝き。今後の成長にも大きく期待したいものですね。

■M-5「RWANDA」がフル・レングスで試聴可能 ⇒ www.myspace.com/letairplanescircleoverhea ※バナーによっては、マウスを当てるとヘンな声が入って曲が台無しになってしまうのでご注意を・・・。

■レーベルによるサイト ⇒ motivesounds recordings

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Set Yourself On Fire / Stars

↑Amazonにて全曲試聴可能


■聴いていて心から幸せな気持ちになりました。カナダはモントリオール在住の男女ボーカルを中心とした5人組、スターズよる3rdアルバム。ブラスや弦を導入したアコースティックな楽曲から、ピコピコシンセが可愛らしいニューウェイヴ風サウンドまで、プリファブ・スプラウトやセイント・エティエンヌにも通じる高品質のピュア・ポップ。M-3など聴くと、意外にもLUSHやルミナス・オレンジなどのシューゲイズ的な雰囲気も持っています。緩急のあるアルバム構成や、曲のあちこちにちりばめられたユニークなサウンドも楽しくて、繰り返し聴いても飽きません。実は昨日からこればっかり聴いているのです。

■メロディー良し、アレンジ良し、ヴォーカル良し、歌詞にも深みがあって(耳心地の良い音ですが歌詞はなかなかシリアスです)ミックスも完璧、と4拍子も5拍子も揃った、文句の付けようが無い大傑作。ドリーミーなポップ・サウンドが頭から尻尾までぎっしり詰まっていて、コレは本当にお奨めです。美味!yummy!!

■なんてすっかり興奮していますが、実は本作、音楽的朋友のzumaさんが2005年のベストワンに挙げていて慌てて購入したもの。一曲ずつ丁寧に解説されたzumaさんの記事でさらにお楽しみください。 ⇒ 本作「Stars」に関する記事 と、今年の洋楽ベストアルバム10枚!(2005年) @ あれこれ何とか好奇心 by zumaさん(zumaさん素晴らしい作品のご紹介、本当にありがとうございました!)

■レーベルによる公式サイトはこちら ⇒ Arts & Crafts : STARS

■2005年8月29日、PARADISOでの貴重なライブ映像。1時間以上/全16曲が無料で視聴できます ⇒ Fabchannel.com ※おそらくBloc Party等の画像が表示されると思いますが、ページ右側にあるトラック・リストをクリックにてStarsの曲が視聴できます。

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■遅ればせながら、最近聴いたものの中でも5本の指に入る素晴らしさでした。1stや2ndも手に入れなくては!!

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Before the Dawn Heals Us / M83

↑Amazonにて全曲試聴可能

(日本盤にはボーナス・トラックとPV付き ⇒ こちら

■フランス発のエレクトロ・シューゲイザー、M83(エム・エイティースリー)による3rdアルバム。とりわけM-2におけるフィードバック・ノイズギターのイディオムなど、マイ・ブラッディ・バレンタインからの影響が見て取れますし、事実、雑誌(「COOKIE SCENE」VOL.46)でのインタビューでも、自らの音楽的ルーツとしてマイブラをはじめスロウダイブ、コクトー・ツインズらの名前を挙げていました。

■また本作は、広大でスペイシーなアンビエント・サウンドとしての側面も併せ持っています。ベースとなるシューゲイズ・サウンドを、女声サンプリングのシンセ・パッド+モジュレーション系エフェクト多用による壮大なアンビエンスでコーティング。遥か銀河の彼方へと吸い込まれていくような、奥行きと広がりのある音像を構築しています。曲によっては、スペースもののドキュメンタリー・フィルムのサウンドトラックとしてそのまま使えそうなものも。メランコリックでミニマルなメロディーや、M83自身による柔らかいヴォーカルもドリーミーで、暗闇の中で目を閉じて聴いていると、我々のDNAにもきっと刷り込まれているであろうビッグ・バンの記憶、そんなものまでも呼び覚まされるような至高体験を味わえること請け合いです。何しろこのバンドの名前自体、地球からおよそ1,200万光年の彼方にある巨大な銀河=M83から取られているというのですから。

■M83は、もともとはNicolas Fromageauとのユニットでしたが、現在は Anthony Gonzalez によるソロ・プロジェクトとなっています。公式サイトはこちら ⇒ M83

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【メモ】年末年始以降購入音源
三が日も終わってあっという間に一週間。仕事も始まり慌しい日が続きます。ということで、年末年始以降の購入音源、忘れないうちにメモしておいて順次レビューしていきたいと思います。必ず!>自分。

1. SORO PERFORMANCE RECORDED LIVE IN PARIS
  / TOMMY GUERRERO
2. LET AIRPLANES CIRCLE OVERHEAD
  / LET AIRPLANES CIRCLE OVERHEAD
3. Before the Dawn Heals Us / M83
4. 17 pictures / 17 pictures
5. Out Of The Blues / Steve Eaton
6. S/T / Electric President
7. Amongst Strangers / Mr Cooper
8. Peoples / Him
9. Set Yourself on Fire / STARS
10. straw, water, pinstripe / roly poly rag bear
11. ryan's favourite / roly poly rag bear
マイブラのレア・サイト
マイブラのレア音源集「Things Left Behind...」(ブログ内記事 ⇒ 年末購入音源 Part1)もリリースされたことですし、良い機会ですので海外マイブラ関連の貴重なサイトをご紹介。

1. My Bloody Valentine [on komakino fanzine]
2. Tremolo :: My Bloody Valentine

上記2サイト(内容は一部被ってます)、超貴重なライブ音源や「Only Shallow」などのPV、楽屋風景(!)やリハーサル映像、ケヴィン・シールズのインタビューまでUPされていて激ヤバです(実を言うと「Things Left Behind...」の一部音源も・・・)。お年玉代わりに(こっそり)お楽しみください。

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2006年最初に聴いた曲
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。さて(購入音源のご報告の続きは明日以降にして)、元旦ということで、今年一年の音楽生活をiPodで占ってみました。iPodの「shuffle songs」という機能で、今年一番最初にかかる曲は何だろう、という他愛の無いものですが・・・。結果、僕のiPodの中の全4,513曲のうち、Prefab Sproutの「Cars & Girls」が選ばれました。大好きなプリファブ・スプラウトの、それもお気に入りの曲、今年はきっと良い年になりそうです。パディは歌います「だって人生はいかした女の子を乗っけて車を流すのとはわけが違うんだから」。・・・2006年も真面目に精進したいと思います。

38caratcollection.gif

「Cars & Girls」が収録されたベスト「38 carat collection」。ジャケットの左に書かれているのはパディ・マクアールンの直筆サイン。今を去ること6年前の1999年12月8日、HMV渋谷店で行われた当アルバムの発売記念来日イヴェントにて、パディ本人に直接書いて貰ったものです。