シューゲイザー、ネオアコ系POP、80年代洋楽を中心としたCDレビュー
Helleborine / Shelleyan Orphan (1987)
Helleborine

■美しいオールドバカラのグラスを澄んだ秋の空にかざしたら、きっとこんな音がこぼれて落ちてくるに違いない。光は音となり、音は光に溶け・・・。

■これからの季節にぴったりのピュア・アコースティック・ポップ。ドラム無し、ベース無し、電子楽器一切無し。というよりはむしろ弦楽四重奏の上に、透き通るような男女ツイン・ヴォーカルを加えた音楽を想像していただれけば良いだろう。クラシカルなバック・トラックは、そのまま映画のスコアにもなりそうな詩情をたたえ、繊細なメロディーが遠い記憶をそっと揺り起こす。

■これも試聴サイトが見つかりません。僕の一番好きな曲をワンコーラスだけ・・・。試聴はこちらにて ⇒ Anatomy of Love [ 1.6M | 1'45" ]

■「(詩人)シェリーの孤児」というロマンティックな名前を持つこのグループは、イギリス・バーミンガム出身のCaroline Crawley(キャロライン・クローリー)とJemaur Tayle(ジェマール・テイル)の男女デュオ。1991年に3rdアルバム「Humroot」を発表後、現在は活動を停止している。

■2ndアルバム「Century Flower」(1989)もいい。1stの音を踏襲しつつも、サックスやドラム、ディストーションギターなどを導入した(しかしあくまでも控えめに)意欲作。

Century Flower